運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login
134件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2021-02-26 第204回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号

一つは、その人が再び罪を犯すことがないように教育する目的教育刑考え方)、もう一つは、罪に対する報復をする目的応報刑考え方)を重視する立場です。  皆さんは、目には目を、歯には歯をという、古代バビロニアハムラビ法典言葉を聞いたことがありますか。応報刑意味は、この言葉に代表されます。犯罪に対しては、その責任に見合った苦痛を与えるという考え方です。

吉田宣弘

2017-12-05 第195回国会 参議院 法務委員会 第2号

そういった意味では、これから、社会の要請もありますから、教育刑要素を多分に取り込んだ刑罰思想の中で、もっともっと社会に復帰しやすい、活躍しやすい、そういうような矯正教育というのが必要なのではないか。まさに政府リカレント教育というような形で銘打っている今こそチャンスだと思うんですが、リカレント教育刑務所への入所者への導入の必要性について御見解を伺いたいと思います。

元榮太一郎

2017-12-05 第195回国会 参議院 法務委員会 第2号

このリカレント教育要素をこの刑事施設への矯正にも生かして、例えば人手不足業界ですと運送、建設、介護、こういったところの業界で即仕事ができるようなスキルを教育刑として科すことで、より出所後の住居と仕事の確保につながる可能性が高まるのではないかなというふうに思っておりますが、現在、刑事施設において出所後の雇用に直結できるような職業訓練教育は行っているのでしょうか。御教示ください。

元榮太一郎

2014-04-10 第186回国会 参議院 法務委員会 第9号

その修正する理由として今大臣が挙げられたのは、検察官が関与した方が真実が発見しやすいんだという一点、もう一点は、教育刑理念ということを考えると、裁判官がアンパイアではなくて審問的な取調べを行うことは適当ではないんだということ、三番目は、少年の側の意見ばかり聞かれるという被害者側の不満があると、この三つでありました。それぞれ分からなくもありません、最初の一点は除いて。  

前川清成

2014-04-10 第186回国会 参議院 法務委員会 第9号

前川清成君 今大臣、幾つもまとめてお答えをいただきましたけれども、その少年法理念である教育刑のことでありますとか、あるいは付添人だけが関与して云々かんぬんについては、またゆっくりとお尋ねをしたいと思います。  その前提として、もう一度お尋ねしますけれども、検察官が関与したならばなぜ事実認定が適切になるのかと、この点であります。

前川清成

2013-06-11 第183回国会 衆議院 法務委員会 第17号

ただ、刑罰というのは、そういう教育刑という面と応報刑という面があるので、今、応報刑という面に重い刑については重点を置かれるという御説明だったと思います。ぜひこの点については、再犯防止ということも考え合わせながら、より深い議論がされるよう期待いたしまして、私の質疑を終わります。  ありがとうございました。     〔委員長退席若宮委員長代理着席

階猛

2011-02-25 第177回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号

しかし、そういう残虐な刑罰で、見せしめでというのではなくて、やはり人ですから、それは、いろいろな犯罪を犯しても人である限り更生をさせていこうということで、いわゆる応報刑から教育刑への流れというのがずっと進んできたのが、洋の東西を問わず、人類の刑罰をめぐる歴史であっただろうと思っております。  日本でも同じようなことで、犯罪者刑務所に収容される、それは応報の面が全くないわけではないんです。

江田五月

2010-04-27 第174回国会 衆議院 法務委員会 第10号

刑罰のありようについて講学的には応報刑とか教育刑とかいうことがありますけれども、今日の社会において再犯者が非常にふえている、では収容先刑務所における刑罰機能として、教育刑的な要素がどれだけきちっと充実させられているのかということについても検討していかなきゃいけない問題だというふうに思っております。  

辻惠

2009-02-19 第171回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号

きょうは、抑止能力としての死刑制度とか、そこまで踏み込みませんけれども、私も大学のときに法律をやった人間ですから多少のことはわかっているつもりでありますけれども、刑の機能矯正してもう一度ちゃんとやっていこうという教育刑機能もありますけれども、やはり被害者感情を考慮した応報刑主義個人個人でかたき討ちをしちゃいけないから刑罰権を国家が独占している、こういうような話がありました。

遠藤宣彦

2005-03-08 第162回国会 衆議院 法務委員会 第4号

ですから、犯罪ということを考えたときも、通常は、こうすれば自分に不利になるからこれはやめておこうというような抑止力が働くとかいうことを従来の目的刑教育刑というのは議論をしてきたように思うんですが、そういう利益判断利益衡量をするまでもなく絶望しているという層が生まれてきていて、そして二極分化が進んでいる。

辻惠

2004-05-27 第159回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第5号

ヨーロッパの刑務所の中に女性の写真が張ってあったりしまして、びっくりしたことがございますけれども、日本でそういうことがないのはなぜかといいますと、それは、社会復帰行刑といいましょうか、教育刑思想日本の伝統としてあるからであります。私は、もちろん改善は進められる必要がありますけれども、社会復帰行刑理念までは捨て去るべきではないというふうに考えております。

田口守一

2003-05-28 第156回国会 衆議院 法務委員会 第19号

これがもし事実としたら、応報刑としての意味はあっても、何か教育刑として本当に意味があるのかなと、刑務所の中で行われていることは。逆にフラストレーションというかストレスがたまってしまうような、そんな気が若干いたしました。  今おっしゃったように、応報刑教育刑というのは両方とも考えていかなきゃいけない。

後藤田正純

2003-05-28 第156回国会 衆議院 法務委員会 第19号

後藤田委員 私は、教育刑イコール刑罰の中の一部だというのがちょっとどうも不思議でしようがない。これは、小学生の子供に質問されて、今の答えだと全く説得力がないわけであって。  だから、教育刑もあると皆さん方が執拗におっしゃる、ちゃんと人権も守っているんだとおっしゃるんだけれども、しかしその上にあるのは刑罰という言葉。だから、これについてもきちっと。大臣、ちょっと御感想はどうですか。

後藤田正純

2003-04-23 第156回国会 衆議院 法務委員会 第9号

まず、非常に大もとのところから、刑の目的として、我々、学校などでは、いわゆる応報刑といいますか懲罰的な意味、または周りの人間が罪を犯さないように見せしめ的な意味で刑を科すという考え方と、社会復帰を目指す、そのためのいろいろな訓練なり教育を行う場であるという教育刑という考え方があるということを学んでまいりました。

小西理

2002-05-17 第154回国会 衆議院 法務委員会 第14号

御承知のとおり、刑法考え刑事政策考えるときは、教育刑主義とそれから応報刑主義という二つの伝統的な対立といいますか、抜き差しならない対立があること、これは我が国の刑事問題を考えるについていいことなのか悪いことなのか、私はわかりませんが、行刑については応報刑主義がとられているというふうに考えていいのだろうと思いますが、いかがでしょう。     〔山本(有)委員長代理退席委員長着席

日野市朗

2002-05-17 第154回国会 衆議院 法務委員会 第14号

確かに、教育刑的な配慮が非常にいろいろなところにつけ加えられているというふうには思いますが、やはり基本は応報刑だと思うのですね。  そして、日本行刑制度が比較的うまくいっているというのは、私の勉強したところによれば、まず一つは、江戸時代の司法官に対する信用の高さであった。お奉行さんというのはやはり信用されていて、それから伝馬町の牢なんかも信用されていたのかなというふうに一つは思いますね。

日野市朗

2001-03-22 第151回国会 衆議院 憲法調査会 第4号

その例で考えますと、刑罰考え方に、これはちょっと話が飛びますけれども、応報刑から教育刑になったなんという、よくそういう言い方がされるんですね。かつては、応報だ、人を殺した者はおまえも殺されるんだ、そういう応報刑思想が進んで教育刑になった、専ら犯罪者矯正して社会復帰させることが目的だと。  

坂本多加雄

2001-03-22 第151回国会 衆議院 憲法調査会 第4号

それからもう一つ応報から教育刑へという刑事政策の話をなさいましたが、これも、私は菊田幸一さんという教育刑論の刑事政策の方に習ったんですが、通説は、どちらかというと応報教育を折衷したのが主流でございまして、こういうことになっていないんではないかというのをちょっと指摘させていただきます。  

大出彰

2000-10-25 第150回国会 衆議院 法務委員会 第6号

教育刑なのか応報刑なのか、ここいらはその内容を説明せずにそのまま使わせていただきますが、私は、現在まで一般刑法については応報刑の理論がずっと先行していたと思います。しかし少年法は、これは教育刑ということでずっと貫かれてきているんだ、こう私は思うのです。  そこのところに非常に大きなギャップがあって、少年が何か重大犯罪を犯す、そういう事例が積み重なる。

日野市朗

2000-10-17 第150回国会 衆議院 法務委員会 第4号

小田参考人 今の日本刑事政策教育刑それから矯正ということが成人犯罪者にとっても真ん中に据えられていまして、確かに刑の執行矯正とは違うとおっしゃいますけれども、成人刑務所が全くそれを考えていないわけではありません。  現実に、少年刑務所少年院の処遇を考えてみますと、先ほど申しましたように、例えば特別少年院に初犯の少年がほうり込まれると物すごく残酷です。

小田晋

2000-05-18 第147回国会 衆議院 法務委員会少年問題に関する小委員会 第2号

○西村(眞)小委員 先ほどからのお話を聞いておりまして、やはり我々、少年法に関しても、刑法思想の伝統的な相克である、教育刑応報刑か、そのバランスをいかに確保するかという問題に直面しているのだろうと思いますね。  木島さんの先ほどの意見も聞いておりました。子どもの権利条約で、犯罪を犯した子供の将来、そして発展の可能性を確保すべきだ、それはいいので、だれも反対はできない。

西村眞悟